ジョイス・齊藤友紀店長が「FMI 2012Store Manager Awards」ファイナリストに選出
一般社団法人新日本スーパーマーケット協会では、2月に主催いたしました「第46回スーパーマーケット・トレードショー2012」にて選出いたしました「第4回 ベスト店長大賞」受賞者を、FMI(Food Marketing Institute)が選出する「2012 Store Manager Awards」に、エントリーさせていただきました。
同賞にて、株式会社ジョイス(岩手県盛岡市)・盛岡緑が丘店(同)の齊藤友紀店長が、ファイナリストとして選出されました。
FMI(Food Marketing Institute=アメリカ食品マーケティング協会)は、食品小売業者、卸売業者を正会員、関連メーカー等を賛助会員とする団体です。アメリカのみならず、日本企業も入会している国際的な組織です。
一般社団法人新日本スーパーマーケット協会とは協力関係にあり、FMIの日本での活動を、当協会がサポートしています。(http://www.fmijapan.com/)
「2012 Store Manager Awards」は、売上増加に貢献、優れた顧客サービスの提供、企業の目的達成の寄与、出店する地域社会に不可欠であること、などにおいて突出した実績を示した店長に贈られる賞です。
提出された推薦論文の審査を経て、ファイナリストが選出されます。応募カテゴリーを規模別に3つに分け、それぞれ3名のファイナリストから1名が最優秀店長を決定します。
4月30日~5月3日、ダラスにて開催されるトレードショー&セミナー「FMI2012」内において最優秀店長が発表され、表彰されます。5月1日に最終結果が発表され、惜しくも最優秀賞の受賞はなりませんでした。
斎藤店長が初めて店長を務めることとなった盛岡緑が丘店は、30年以上ディスカウント指向の店舗でしたが、店舗老朽化による建て替えに当たって「食の提案型スーパーマーケット」に転換するという経営方針に基づき、新たなMDが数多く導入されました。
しかし、従業員の多くは従来からの仕事の仕方に慣れている方が多く、方針転換に不安・戸惑いを抱いていました。そこで齊藤店長は、自分自身の意識改革に最初に取り組み、その姿を従業員に見てもらうことで、新しい取り組みを理解してもらおうとしました。従業員ひとりひとりの店舗運営への参画意識を促し、目標意識を高めることでモチベーションアップを図りました。
盛岡緑が丘店が建て替えオープンした2011年は、東日本大震災によって、岩手県も甚大な被害を受けました。人々の「絆」意識が高まる中、一人世帯が盛岡市平均と比べても高いという店舗商圏の特徴を受け、店内では毎日午前と午後にお客様と試食を通じて会話ができる試食会を実施。クッキングサポートには年輩の男性客が献立の相談に訪れるといいます。
齊藤店長は、お客様と、特に高齢者、一人暮らしの方々との日々の『対話』を大切にしながら、商品を販売するだけではなく、コミュニティを大切にし、実行しています。もちろん、建て替え後の業績も順調に推移しています。
こうした実績が、海外の人材関係専門家からも評価され、今回のファイナリスト選出となりました。世界に認められた店長として、今後のさらなる活躍を祈念いたします。
齊藤友紀(さいとう とものり) 株式会社ジョイス 盛岡緑が丘店 店長
1994年4月入社。 衣料部、商品部バイヤーを経て2009年2月より見前店副店長、
宮古千徳店 副店長を歴任。2010年9月、盛岡緑が丘店 店長に就任。
盛岡緑が丘店は、2011年7月に建て替えオープン。
FMI2012 「2012 Store Manager Awards」掲載サイト
http://www.fmi2012.com/schedule/2012-store-manager-awards/