【厚生労働省】働く人に安全で安心な店舗・施設づくり推進運動
厚生労働省と中央労働災害防止協会では、労働災害発生件数の多い小売業(スーパーマーケットやドラッグストアなど)、社会福祉施設(高齢者介護施設など)、飲食店(ファストフード、ファミリーレストランなど)での災害防止の取組を促進させるため、平成29年1月より「働く人に安全で安心な店舗・施設づくり推進運動」を初めて実施すると発表しました。
「働く人に安全で安心な店舗・施設づくり推進運動」報道発表資料
前述の業種では、特に高年齢労働者の増加により転倒や腰痛などの労働災害が多発しており、店舗などでは安全担当者の選任などが義務付けられていないため、担当者が不在で安全衛生活動が低調な中、今回の推進運動は、本社の主導で全店舗・施設での全社的な安全衛生水準の向上を図り、安全で安心して働ける職場環境の実現を目指し、労働災害の減少を目的に実施されます。
業界関係者の皆様におきましては、店舗・施設における4S活動(「整理」「整頓」「清掃」「清潔」)、危険の「見える化」など安全衛生活動の取組を進めるため、企業の本社主導による全社的な取組を促進し、労働災害防止に努めるようご協力をお願いいたします。
また、この運動に併せ、中央労働災害防止協会では「これからの小売業・飲食業の安全衛生管理研修~リスクアセスメントの活用~」の開催を企画しています。ご関心のある方・お申し込みは、下記サイトをご覧ください。
http://www.jisha.or.jp/seminar/oshms/t2510_kouri_insyoku.html